双葉園は、茶処静岡・牧之原市のおいしい深蒸し茶を製造・直販する専門店です。静岡県産茶葉のみを使用し様々な種類のお茶を取り揃えております。
こんにちは。
新年があけて11日経ちましたが、皆様いかがお過ごしですか。
今年も一年、頑張りましょう。
さて、話は変わりますが「若水」という行事、ご存知ですか?
私は、昨年たまたま読んだ本の中に書かれており、初めて知りました。
「若水」とは、元旦の早朝にその年初めて汲んだ水の事で、「若水」を汲みに行く事を「若水迎え」と言います。
元々は、平安時代に宮中で立春の日に行う行事だったようですが、後に元旦の行事になり、一般に浸透しました。
若水は、縁起の良い水とされており、年神様にお供えしたり、お雑煮や煮物を作ったり、お茶を淹れたりするのに使用して、体内に取り込むことで一年の邪気を払う事ができると信じられていたそうです。
汲みに行く役目は
●年男
●家の主や長男
●地域によっては女性
又、汲みに行く時の礼儀として、
●水を汲みあげる時には唱えごとをする
●汲みに行く途中で人があっても口を利いてはいけない
など他にも地域によって様々な風習があるようです。
共通していた事は、“なるべく遠いところへ汲みに行くのが良い”、という風習でした。
色々と調べていくうちに、せっかく年が変わる時期に知ったのだから、やってみようと思い立ち、来る、2018年1月1日に「若水」を汲みへ行ってきました。
②へ続きます…
若水について書く際に、参考にさせていただきました。
【参考文献】
●飯倉晴武 著、『日本人のしきたり』、青春新書,2003年
●さとうひろみ 著、『大切にしたいにっぽんの暮らし。』、サンクチュアリ出版、2013年
●平藤喜久子 著、『日本の神様と楽しく生きる-日々ご利益とともに-』、東邦出版、2016年