牧之原茶園では、長い日照時間のため濃緑色で葉肉の厚い非常に力強い茶葉が育ちます。
太陽の陽ざしを充分に浴びて育った葉は甘味と旨味の成分をたっぷりと蓄えて育ちますが、
同時に茶葉の本来持つ渋みや苦みも強いものとなってしまいます。
そこで、この茶葉の持つ渋みと苦みを抑え、
尚且つ甘味と旨味をより強く引き出すために牧之原で開発されたのが
「深蒸し製法」で作られる「深蒸し茶」です。
「深蒸し製法」とは、生茶葉から煎茶を作る際の最初の工程である「蒸し」の時間を、
通常10秒~1分程度蒸すところを1分~3分程度と長くとる製法で、この製法で作られた煎茶を「深蒸し茶」と
呼びます。長時間蒸すことで茶葉が細かくなり、味は濃くまろやかになります。
また、茶葉に含まれる水に溶けだしにくい健康に有効な成分も摂取しやすくなります。