双葉園は、茶処静岡・牧之原市のおいしい深蒸し茶を製造・直販する専門店です。静岡県産茶葉のみを使用し様々な種類のお茶を取り揃えております。
気がついたら、もう2月…。
1か月があっという間に過ぎていました。
1月は、行ってしまう。
2月は、逃げてしまう。
3月は、去ってしまう。
昔から言われている言葉・・・、年々、実感します。
1日1日を大切にしたいものです。
さてさて、そうは言っても2月です。
2月の最初のイベント行事と言えば、「節分」ですね。
「節分」は厄や災いを鬼に見立てて、豆をまいて厄払いを行うという昔からの行事です。
実は、奈良時代に中国から入って来た「追儺(ついな)」という儀式が由来のようです。
節分の日に行う豆まきの他に、「福茶」というのはご存知でしょうか。
大晦日や元旦に健康長寿や無病息災を願って飲まれているのですが、実は「節分」でも飲まれています。
節分とは、季節の分かれ目という意味があります。
『立春』の他、『立夏』、『立秋』、『立冬』があり、その前日を「節分」と呼び、その日を境に季節が変わるといわれています。
江戸時代以降は、立春の前日を節分としました。
これは、冬から春に変わる時を一年の境としていたので、今の大晦日と同じ意味があったとされています。
さて、お正月に飲まれる福茶は「大福茶」と呼ばれ、俳句では新年やお正月を表す季語となっているそうです。
材料は各家庭によって違うようですが、基本的な材料は昆布と梅干しと豆が一般的なようです。
材料にもそれぞれ意味があり、
豆…まめに暮らす、まめに働く
昆布…よろこぶ。→「こんぶ」と「よろこぶ」の語呂合わせです。
梅…めでたいとされる松竹梅の一つであり、梅干しには殺菌作用があるため、毒消しとしての意味もあったようです。
福茶の由来として有名なものは、平安時代の村上天皇の時代に、京の都で疫病が流行った際に、天皇の命令で、民衆に人気のあった空也上人が梅干しと昆布と共に庶民に振るまって疫病よけをしたのが始まりとされているようです。
今年は、豆まきに加えて、福茶で無病息災と健康祈願をしませんか。