新茶の時期に良くご質問をいただくのが、”茶葉の保存方法”についてです。
その都度、ご対応させていただいていますが、そういえばブログに書いていないな…と気がつきました。
なので今回は、お茶の保存方法をご紹介させて頂こうと思います。
茶葉の保存について、まず注意していただきたいのは、空気・温度・湿気・光の4つです。
こちらに注意をしていただかないと、お茶が酸化し、風味を損なってしまう可能性があります。また、お茶には脱臭効果がありますので、お茶の袋を開けたままにしておくと、周辺の匂いを吸収してしまい、風味が落ちてしまいます。
割とデリケートな食品なんです。
〈保存方法〉
①お茶缶に入れる
開封した茶葉は、やはりお茶缶に入れて、保存していただくのがベストです。
缶に入れたら、下記3つに注意してください。
● 直射日光の当たらない、風通しの良い場所で保管
● 容器はなるべく火や暖房から離れた涼しい場所に置く
● お茶は小出し(約1週間~10日間)にして使用する
缶は、常温での保存も大丈夫ですが、長い間使用せずに置いておくと、茶葉の風味や味が酸化や湿気により、劣化していることがありますので、早めに使い切って下さい。
茶缶のまま冷蔵庫で保存することも可能です。
その際には、気密性を高めるとともに、臭い移りを防ぐため、茶缶の蓋の境目をテープで密封することをお勧めします。
最近のお茶缶は、お洒落なものが多くて、どれにしようか悩みます。
昔ながらの缶も、可愛いんですよね。レトロで。
お茶缶を選ぶポイントとしては、密閉性に優れたものがお勧めです。蓋をあけて、内蓋があるものを選んでいただけると、酸化や湿気を防ぎやすくなります
②缶に入りきらなかった場合・茶缶が無い場合
お茶缶に入れても残ってしまったり、茶缶がない場合は、開封部をしっかりと閉じて、冷凍庫で保管してください。
冷蔵庫で保管すると、茶葉には消臭効果が有る為、冷蔵庫内の食品の臭いや湿気を吸ってしまうことがあるので、お勧めできません。
また、開封した物を常温で保管すると、茶葉が湿気を含んだり、酸化をして風味を損なう可能性があります。
③開封前の保存方法
開封前の茶葉については、直射日光を避けて、風通しの良い場所での保存をしていただければ、常温でも大丈夫です。
もし、常温での保存が心配な方は、冷蔵庫での保管も大丈夫です。
開封前に冷蔵庫や冷凍庫で保存していたお茶は、冷蔵庫から出した後、すぐに開封すると結露してしまい、その湿気で茶葉を劣化させてしまう可能性があります。その為、出来れば常温で半日くらいおいて室温に近づけてから開封してください。
双葉園のお茶に記載されている賞味期限は1年ですが、そちらは開封をされずにいた場合の賞味期限ですので、開封された場合は、食品ですので、お早めにお使い下さい。
もしも風味が落ちてしまっても、捨てるのはちょっと待ってください!!
フライパンを使って弱火で炒めると、自家製のほうじ茶を作ることができます。
ご自分でほうじ茶の焙煎を調整することができるので、自分好みのほうじ茶を楽しめます。
ぜひ、試してみてください。